「インフレ」「デフレ」「スタグフレーション」とは?日常生活や資産運用戦略に与える影響について分かりやすく解説
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2026年夏、大阪中之島美術館にて「フェルメール 真珠の耳飾りの少女展」が開催されます。同作品を所蔵する、オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館は、エヌエヌ生命の親会社であるNNグループが長年にわたり支援しています。 こうしたつながりを背景に、館長であるマルティネ・ゴッセリンク氏にNNグループとの関わりについて話を伺いました。
――「真珠の耳飾りの少女」を含むフェルメール作品を日本で展示することになった背景や経緯について教えてください。通常は「決してマウリッツハイスを離れない名画」とされている作品が、日本で公開されることになった理由とは何でしょうか。
館長 「真珠の耳飾りの少女」を日本へ貸し出すことができるのは、マウリッツハイス美術館が8月24日から9月20日まで休館するためです。開館中には実施できない改修工事を行う予定です。この作品が貸し出されるのは、本当に特別な事情がある場合に限られます。今回も、まさにそうした特別なケースの一つです。
――NNグループとマウリッツハイスのパートナーシップについて教えてください。
館長 オランダ・ハーグに本社を置くNNグループとは、2016年よりパートナーシップを結んでいます。これまで、より多くの人が芸術を身近に感じられるためのさまざまな取り組みを支援していただきました。たとえば、フェルメールやレンブラント、ヤン・ステーンといった著名なオランダ人画家の展覧会を協働しました。
また、2023年に成功を収めたポッドキャストシリーズ「The Secret of the Girl with a Pearl Earring」に続き、現在は「The Secret of the Mauritshuis」(2026年)を通じて、幅広い方々に、これまでにはない形で芸術をご紹介しています。
「#MyGirlWithAPearl」キャンペーンでは、Instagramを通じて、多くの方々にそれぞれの解釈で「真珠の耳飾りの少女」を表現してもらい、数千点にのぼる応募の中から、特に印象的な作品を美術館で展示しました。
さらに2026年には、「ティッセン=ボルネミッサ美術館 × マウリッツハイス展」という企画も控えています。これは、マドリードからハーグへ25点、ハーグからマドリードへ25点の名画を相互に交換展示する、美術交流の取り組みです。
――NNグループとマウリッツハイスは、どのような理念や価値観を共有しているのでしょうか。
館長 NNグループは、アートを「人々をつなぎ、感性を刺激し、新しい視点を提示するもの」と捉え、アートやカルチャーの文化支援に積極的に取り組んでいます。
一方、私たちマウリッツハイスは、誰もが館内で居心地よく過ごし、自分の居場所だと感じられる美術館でありたいと考えています。こうした両者のビジョンには、共通した部分が多くあります。
――NNグループとマウリッツハイスはいずれも、約200年にわたる歴史を有しています。これまでの取り組みの振り返り、そして未来への展望についてお聞かせください。
館長 マウリッツハイスとNNグループは、長年にわたって協力関係を築いてきました。ともに過ごしてきた歴史があったからこそ、単独では実現できなかった成果につながってきたのではないかと思います。これまで、日頃から足を運んでくださっている来館者から、初めてマウリッツハイスを訪れる方まで、何千人もの人々が感動し、学びを得ています。
これこそが、強いパートナーシップにおいて大切なことだと思います。最初の一年で何を達成したかだけではなく、時間をかけて関係を築きあげ、年を重ねるごとにより良く、深く、意味のあるものへ成長させていくことにあります。
私たちは、過去の成果を振り返るだけでなく、常に未来にも目を向けています。NNグループとともに築いてきたものには誇りを感じていますし、これから先に広がる可能性にも大きな期待を寄せています。
良いパートナーシップは、必ずしも最初から目に見える成果を伴うものではありません。むしろ、時間をかけて関係を育みながら、そのつながりをしっかりと継続し、人と芸術、人と物語、さらには人と人とを結びつける新たな方法を見出し続けていくことこそが重要なのではないでしょうか。私たちは、NNグループとまさにそうした関係を築いてきたと感じています。
――マウリッツハイスならではの魅力や見どころについて教えてください。
館長 マウリッツハイスの特徴の一つは、限られた空間の中に17世紀の名画が展示されている点です。オランダ国内でも、1平方メートルあたりにこれほど多くの作品が展示されている美術館はほかにありません。レンブラントの作品は11点所蔵しており、その数はアムステルダム国立美術館に次ぐ規模となっています。
それに加えて、ファブリティウスの「ゴシキヒワ」や、フェルメールの「デルフト眺望」、ポッテルの「牡牛」、そしてもちろん「真珠の耳飾りの少女」など、多くの方に親しまれている作品をご覧いただけるのも大きな魅力です。
さらに、建物そのものもマウリッツハイスの特徴だと思います。17世紀に建てられた美しい都市宮殿で、木製の階段や床、装飾豊かな壁面、シャンデリアなど、実際の邸宅のような雰囲気を感じることができます。
建物は13世紀に建てられた政府庁舎に隣接しており、歴史的な趣も大きな魅力のひとつです。
――ハーグのマウリッツハイスを訪れる方に、特におすすめしたい見どころや体験を教えてください。
館長 レンブラントの作品を11点、フェルメールの作品を3点所蔵しているほか、17世紀を代表する多くの名作を所蔵しており、同館を訪れる多くの人の心に響くものとなっています。中でも、ぜひ見逃さないでいただきたい作品がいくつかあります。
まず、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」です。実際に作品と向き合うと、思わず足を止めてしまうような存在感があります。
次に、レンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」があります。レンブラント初期の代表作の一つで、1632年の制作当時と変わらず、現在でも強く引き込まれる作品です。
また、ファブリティウスの「ゴシキヒワ」は小さな作品でありながら、不思議な引力を感じさせる作品です。
そして、パウルス・ポッターの「牡牛」も印象的な作品です。牛という身近なモチーフを、堂々とした存在感で描いている点が特徴です。
――そのほか、ハーグの街を楽しむうえでおすすめのスポットがあれば教えてください。
館長 朝はまず、エッシャー美術館(Escher in Het Paleis)から訪れてみてはいかがでしょうか。錯視を用いたエッシャーの作品は、思わず目を疑うような不思議な世界を体験することができます。その後は、デンネウェフ通りまで足を運んでいただき、ランチやコーヒーを楽しむのがおすすめです。この通りには、個性豊かなレストランやワインバー、ブティックが並んでおり、地元の人々にも親しまれています。
そのあとはスヘフェニンゲンへ向かい、海辺を散歩しながら、屋台で新鮮なニシンを味わってみてください。午後の締めくくりには、平和宮(Vredespaleis)を訪れるのもよいと思います。国際司法の拠点として知られ、美しい外観を誇る建築は、ハーグを代表する名所のひとつです。
そして夕食には、市内に多くあるインドネシア料理店で「ライスターフェル*
(Rijsttafel)」を試してみるのもおすすめです。
*ご飯と数十種類のインドネシア料理のおかずを皿に盛ってテーブルに並べたもの
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