家業経営者の父親とその子どもに関する調査 ~ 父親は職業選択を好きにさせてくれたと思うと回答した子どもの9割以上が「感謝している」 ~
- リサーチ
エヌエヌ生命は、4月の上旬に全国の中小企業経営者(※)1,031名を対象に、夢に関する調査をおこないました。
※本調査では、従業員300人未満の規模の「会社経営者(社長、会長、取締役)」、または「従業員のいる自営業者」を中小企業経営者と定義しています。
<調査結果詳細>
中小企業経営者1,031名に、子どもの頃の将来の夢について聞いたところ、最も多かったのは「経営者」(20.2%)で、約5人に1人が夢を叶えていることが分かりました。
年代別に見ると、「経営者」の回答率が最も高かったのは50代で24.3%でした。また、60代は「運輸・航空関係者」(10.7%)が、20代は「料理人」(13.6%)が他の年代より高い結果となりました。
中小企業経営者1,031名に、経営者になりたいと思ったのはいつからか聞いたところ、「社会人になってから」が最も多く、過半数(56.5%)を占めました。また、経営者になりたいと思ったきっかけについて聞いたところ、最多は「先代・親族・友人・知人に勧められた/頼まれた」(36.8%)で、「収入を増やしたかった」(27.4%)、「周囲の経営者の影響」(20.6%)と続き、周囲の影響により経営者になることを選んだ方の割合が多いことが浮き彫りになりました。
年代別に回答の特徴をみると、20代は「事業のアイデアを思いついた」が他年代と比べて高く22.4%、「収入を増やしたかった」は、20代と30代の若年層が他の年代と比べて5ポイント以上高い結果となりました。
さらに、経営者になるために準備したことや学んだことについて聞いたところ、最多は、「会社経営に関する知識」(37.3%)で、次いで「事業に関する知識」(33.2%)、「経理・財務に関する知識」(31.5%)でした。
中小企業経営者1,031名に、経営者になった時にどのような夢や思いを持ったか聞いたところ、「売上・利益の増加」(46.4%)が最多で、「自身の収入の増加」(41.3%)、「働きやすい職場づくり」(29.2%)と続きました。
年代別に回答の特徴をみると、20代と30代は「働きやすい職場づくり」が他年代と比べて多く、50代や60代と比較すると10ポイント以上差がありました。60代は、「事業・組織の安定的な財政基盤の構築」が多い結果となりました。
また、夢や思いを達成するうえで課題や障壁になることについて聞いたところ、「会社経営に関する知識の少なさ」(32.6%)が最も多く、次いで「社会情勢」(29.9%)でした。一方で、「特にない」は3割近く(26.7%)でした。
中小企業経営者1,031名に、経営者になるタイミングの自分に戻れるとしたら経営者になるか聞いたところ、66.4%が「なる」と回答し、半数以上がまた経営者になりたいと思っていることが明らかになりました。
また、もしも子どもに戻れるとしたら何になりたいか聞いたところ、子どもの頃の夢と同様に、最多は「経営者」(23.0%)、次点は「スポーツ選手」(9.9%)でした。3位の「公務員」の割合は、子どもの頃は1.9%だったのに対し、9.6%と7.7ポイントほど増加していました。
年代別に回答の特徴を見ると、「公務員」は、60代が他年代と比べて多く14.1%、20代は少なく3.2%と、両者を比較すると10ポイント以上差がありました。また、芸能人やYouTuberなどのインフルエンサーは20代の回答率が他年代と比べ多く、13.6%という結果でした。
【調査概要】
調査対象:日本全国の中小企業経営者
※従業員300人未満の規模の会社経営者(社⻑、会⻑、取締役)または従業員のいる⾃営業者
サンプル:全国1,031名
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社マクロミル
実施時期:2023年4月7日~4月11日
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