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経営者の妻のための情報サイト つぐのわ

全国の中小企業経営者夫婦と子どもの「父の日」意識調査

中小企業向け事業保険のエヌエヌ生命

中小企業経営者は自分が思う以上に妻や子どもから尊敬されている。夫を尊敬している妻78%、父親を尊敬している子ども74%

生命保険を通じて日本の中小企業を応援するエヌエヌ生命保険株式会社(代表取締役社長: マリウス・ポペスク、本社: 東京都渋谷区、以下「エヌエヌ生命」)は、全国の既婚で子どもがいる男性の中小企業※経営者100名と、子どものいる中小企業経営者の妻100名、中小企業経営者の子ども200名(中小企業経営者の父親を持つ男性と女性各100名)を対象に、「父の日」に関する意識調査をおこないました。
※本調査では、従業員2人以上300人未満の規模の「会社経営者(社長、会長、取締役)」または「従業員のいる自営業者」を中小企業経営者と定義しています。

調査結果まとめ

  1. 今年(2022年)の「父の日」に中小企業経営者の夫にプレゼントを贈る予定の妻34.0%、中小企業経営者の子ども48.0%。プレゼントをもらえると思っている中小企業経営者42.0%
  2. 中小企業経営者の父親としての自己採点は100点満点で平均67.5点。中小企業経営者の妻は平均72.3点、中小企業経営者の子どもは平均76.6点
  3. 中小企業経営者の夫を尊敬している妻78.0%、妻から尊敬されていると思う中小企業経営者56.0%。中小企業経営者の父親を尊敬している子ども74.0%、子どもから尊敬されていると思う中小企業経営者62.0%
  4. 妻が中小企業経営者の夫を尊敬している理由1位は「優しいから」、子どもが中小企業経営者の父親を尊敬している理由1位は「経済的に頼りになるから」
  5. 自分の会社経営に満足している中小企業経営者50.0%
  6. 引退・離脱後の後継者を考えたことがある中小企業経営者61.0%、中小企業経営者の妻は39.0%

調査結果詳細

1. 今年の「父の日」に中小企業経営者の夫にプレゼントを贈る予定の妻34.0%、中小企業経営者の子ども48.0%。プレゼントをもらえると思っている中小企業経営者42.0%

中小企業経営者の妻100名に、今年の「父の日」(6月19日)に夫にプレゼントを贈る予定か聞いたところ、「はい」と回答したのは34.0%でした。また、中小企業経営者の子ども200名に今年の「父の日」に父親にプレゼントを贈る予定か聞いたところ、「はい」と回答したのは48.0%と、母親である妻よりも多い結果となりました。
子どもを男女別(各100名)でみると、「はい」と回答したのは男性39.0%に対して、女性は57.0%と男女で18.0ポイント差があり、女性の子どもの方が父親へ「父の日」のプレゼントを贈る傾向にあることがわかりました。

さらに、父親である中小企業経営者100名に、今年の「父の日」に家族からプレゼントをもらえると思うか聞いたところ、「はい」と回答したのは42.0%でした。「父の日」にプレゼントを贈る予定の妻と子どもの平均41.0%と比較すると、家族から「父の日」のプレゼントをもらえるという予測はほぼ当たっているようです。

2. 中小企業経営者の父親としての自己採点は100点満点で平均67.5点。中小企業経営者の妻は平均72.3点、中小企業経営者の子どもは平均76.6点

中小企業経営者100名に父親として100点満点で何点だと思うか聞いたところ、平均67.5点でした。同様に中小企業経営者の妻100名と中小企業経営者の子ども200名それぞれに、夫は父親として、父親は親として100点満点で何点だと思うか聞いたところ、妻の平均72.3点、子どもの平均76.6点と、中小企業経営者の自己評価よりも妻や子どもの評価が高いことがわかりました。
また、子どもを男女別(各100名)でみると、男性77.9点、女性75.3点と、男性の方が女性よりも父親の評価が多少高いことがわかりました。

3. 中小企業経営者の夫を尊敬している妻78.0%、妻から尊敬されていると思う中小企業経営者56.0%。中小企業経営者の父親を尊敬している子ども74.0%、子どもから尊敬されていると思う中小企業経営者62.0%

中小企業経営者の妻100名に、夫を尊敬しているか聞いたところ、「はい」と回答したのは78.0%であるのに対し、中小企業経営者100名に、妻から尊敬されていると思うか聞いたところ、「はい」と回答したのは56.0%と22.0ポイントも低いことがわかりました。

また、中小企業経営者の子ども200名に、父親を尊敬しているか聞いたところ、「はい」と回答したのは74.0%であるのに対し、中小企業経営者100名に、子どもから尊敬されていると思うか聞いたところ、「はい」と回答したのは62.0%と12ポイント低い結果となりました。

同様に、中小企業経営者100名に、妻を尊敬しているか聞いたところ、「はい」と回答したのは83.0%であるのに対し、中小企業経営者の妻100名に、夫から尊敬されていると思うか聞いたところ、「はい」と回答したのは43.0%と40ポイントも低いことがわかりました。

また、中小企業経営者の子ども200名に、母親を尊敬しているか聞いたところ、「はい」と回答したのは80.5%であるのに対し、中小企業経営者の妻100名に、子どもから尊敬されていると思うか聞いたところ、「はい」と回答したのは43.0%と37.5ポイント低い結果となりました。

中小企業経営者は夫としても父親しても、中小企業経営者の妻は妻としても母親としても、自分が思っている以上に配偶者や子どもから尊敬されているのに、その自信がないということがわかる結果となりました。

4. 妻が中小企業経営者の夫を尊敬している理由1位は「優しいから」、子どもが中小企業経営者の父親を尊敬している理由1位は「経済的に頼りになるから」

夫を尊敬していると回答した中小企業経営者の妻78名に、夫を尊敬している理由を聞いたところ、「優しいから」という理由が1位となりました。また、父親を尊敬していると回答した中小企業経営者の子ども148名に、父親を尊敬している理由を聞いたところ、「経済的に頼りになるから」という理由が1位となりました。

同様に、妻を尊敬していると回答した中小企業経営者83名に、妻を尊敬している理由を聞いたところ、「精神的に頼りになるから」という理由が1位となりました。また、母親を尊敬していると回答した中小企業経営者の子ども161名に、母親を尊敬している理由を聞いたところ、「優しいから」という理由が1位となりました。

5. 自分の会社経営に満足している中小企業経営者50.0%

中小企業経営者100名に、会社の経営に満足しているか聞いたところ、「はい」と回答したのは50.0%で、2人に1人は自分の会社経営に満足していることがわかりました。特に、従業員数が50名以上~100名未満規模の中小企業経営者11名は、「はい」と回答したのが72.7%と最も満足している人が多いことがわかりました。

また、中小企業経営者の妻100名に、夫の会社経営に満足しているか聞いたところ、「はい」と回答したのは55%、中小企業経営者の子ども200名に、父親の会社経営に満足しているか聞いたところ、「はい」と回答したのは50%で、家族間においても、中小企業経営者である夫、父親の会社経営に半数は満足していることがわかりました。

6. 引退・離脱後の後継者を考えたことがある中小企業経営者61%、妻は39%

中小企業経営者100名に、経営する会社を引退、離脱した後の後継者について考えたことがあるか聞いたところ、「はい」と回答したのは61.0%でした。
また、中小企業経営者の妻100名に、夫が経営する会社を引退、離脱した後の後継者について考えたことがあるか聞いたところ、「はい」と回答したのは39.0%で、夫婦間で22.0ポイントも差がありました。

さらに、中小企業経営者100名に、後継者を自分の子どもにしたいと思うか聞いたところ、「はい」と回答したのは28%で、後継者を妻にしたいと思うかと聞いたところ、「はい」と回答したのはわずか6%でした。一方、中小企業経営者の子ども200名に、父親の経営する会社の後継者になりたいか聞いたところ、「はい」と回答したのは18%、中小企業経営者の妻100名に、夫の会社の後継者になりたいか聞いたところ、「はい」と回答したのは5%でした。

夫の会社の後継者になりたくない・わからないと回答した中小企業経営者の妻95名、父親の会社の後継者になりたくない・わからないと回答した中小企業経営者の子ども164名に、その理由を聞いたところ、いずれも「経営者にふさわしくない、向いていないと思うから」という理由が1位となりました。

さらに、子どもを会社の後継者にしたいと思わない、わからないと回答した中小企業経営者72名、子どもを夫の会社の後継者にしたいと思わない、わからないと回答した中小企業経営者の妻84名に、その理由を聞いたところ、いずれも「本人の意思がわからないから」という理由が1位となりました。

また、妻を会社の後継者にしたいと思わない、わからないと回答した中小企業経営者94名に、その理由を聞いたところ、「本人が後継したいと希望していないから」と同率で「本人の意思がわからないから」という理由が1位となりました。
会社の後継に関しては、「本人の意思」を確認するため家族間のコミュニケーションが必要だという結果が浮き彫りとなりました。

本調査所感

当社カスタマーエクスペリエンス部長:小橋秀司

本調査では、中小企業経営者夫婦とその子ども、それぞれの意識の違いがわかる結果となりました。特に中小企業経営者と妻は、それぞれ配偶者や子どもから尊敬をされていながらも、その自信を持ち切れていないようです。普段、そのような感情をあえて言葉にすることは少ないと思いますが、この調査結果をきっかけに、お互いの尊敬の気持ちを言葉にして伝えあっていただくと良いかもしれません。

また、中小企業経営者の多くは、妻や子どもに会社を引き継ぐことに消極的でありましたが、その理由としては「本人の意思がわからないから」が最多でした。このことから、会社の後継者選びなどの事業承継について考えていくにあたっても、家族内でのコミュニケーションを深めていただく余地がありそうです。

本調査や「つぐのわ」をきっかけに、経営者とそのご家族が会社の将来について話し合う機会を日常の中で少しでも持っていただければと考えています。

調査概要

調査対象: 全国の男性の中小企業経営者※、中小企業経営者の妻(何れも既婚・子ども有り)
全国の中小企業経営者の子ども(中小企業経営者を父親に持つ男性、女性)
※従業員2人以上300人未満の規模の会社「会社経営者(社長、会長、取締役)」または「従業員のいる自営業者」

サンプル: 中小企業経営者100名、中小企業経営者の妻100名、中小企業経営者の子ども 男女各100名
調査方法: インターネット調査
実施時期: 2022年5月13日~5月17日
※回答結果はパーセント表示を行っており、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合があります。

※本記事に記載の情報は2022年6月30日現在のものとなり、将来変更となる可能性があります。

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