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後継者コミュニティ ~突然社長になった私たち~

後継者コミュニティイメージ

後継者コミュニティでは実際に「突然社長になった」という状況を乗り越えてこられた方々の、生の声をみなさまにお伝えしてまいります。


私たちの事業承継

後継者不在の中で、社長の急逝により突然訪れた事業承継。突然事業を引き継ぐことになった方々は、そのとき何を考え、のような行動を起こされたのか。事業承継にまつわる様々なエピソードをインタビュー形式でお届けします。

事業承継お悩み相談室

「事業承継お悩み相談室」では、突然の事業承継を経験した先輩経営者が自らの経験をもとにみなさまの不安やお悩みにお答えします。
  • 以下の内容につきましては、実際に突然の承継をされた経営者さまの実体験を元にエヌエヌ生命が作成しております。大切な判断をされる際には、税理士、弁護士等の専門家のみなさまに必ずご相談ください。

代表者が亡くなって間もないとき

いつもの毎日が急変してしまって、一体どうすれば良いのかわからない。不安が大きすぎて大切な人が亡くなったのに、悲しむ余裕すらない。
そんな時、先輩経営者のみなさまはどのように状況を受け止めたのでしょうか。そして、どのように乗り越えたのでしょうか。

代表者が亡くなって間もないときのイメージ

急に会社を継ぐことになりましたが、途中で心が折れてしまわないかどうか不安です。

私は会社を継いで2年になりますが、やる気がある時もあればそうではない時だってありましたよ。

私は会社を継いで2年になりますが、やる気がある時もあれば、そうではない時だってありました。もっと頑張りたい!と思える時もあれば、もういいかなって思ってしまう時だってありました。気持ちのバランスを保ちたいという思いは常に持っているのですが、それってすごく難しいことなんですよね。だから、自分で自分の任期を決めました。私の場合は5年です。いつまでやるんだろうって思っていたらできなかったかもしれないけど、自分で目標の期限を決めたから、今がんばれているのかもしれないですね。

いつになったら、私の日常は戻ってくるのでしょうか。

1年経ってやっと自分のやりたいこともやる、そして仕事もやると決意をしました。

会社を継いで1年経って自分のやりたいこともやる、そして仕事もやる、と決意しました。主人が亡くなって最初の1年は20時頃まで会社にいました。色々な問題が山積みだったから、片付けようと思って。でも2年目になると、友人から舞台を見に行きましょうと誘われたら、思い切って行くようしました。それはそれ、これはこれって分けることができるようになりましたね。

仕事をしていても、先代である亡くなった主人の事が忘れられません。

私は会社の事務所に主人の写真を飾っています。忘れなくていいんだと思います。

私は会社の事務所に主人の写真を飾っています。目に入ると、会社を始めた当初のことなんかも思い出せますしね。主人が元気だった頃の色々なことも思い出せます。忘れなくていいんだと思っています。

会社を再開するとき

葬儀が終わったのにまだまだやることが山積み。「人それぞれ。好きなように、ご自身にとって良いタイミングで進めてください。」と言われるけれど、本当は誰かに相談したい。
先輩経営者のみなさまはどのように対応されたのでしょうか。

会社を再開する時のイメージ

お葬式の後どれくらいで会社を再開すれば良いのでしょうか。

私は主人が亡くなって3日目にはお店を開けました。

私は主人が亡くなって3日目にはお店を開けました。とにかくお客さまの注文や電話を受けなきゃいけないという思いでした。実際にお客さんも来ましたしね。何より主人のスタンスとして、会社が一番っていうのがいつもあったから。店が一番、会社が一番。子ども達にも「お前達が生活できるのは、会社があって、お客があってのことだぞ」って言っていましたから。もちろん主人が亡くなって悲しみに打ちひしがれて泣くのも一つの手なんだけど、私はそれをしてちゃいかんと思って。周りの人はびっくりしていたみたいだけど、私はそれで良かったと思っていますよ。

代表者が亡くなったとき、どのタイミングで金融機関に知らせれば良いのでしょうか。

うちは銀行さんが訪ねてきたときに、息子のお嫁さんが事情を話したのが第一報でした。

うちは銀行さんが訪ねてきたときに、息子のお嫁さんが事情を話したのが第一報でした。「お義母さん、銀行さんにお義父さんが亡くなったことを言っちゃいました」って。私から言わなかったもんだから、銀行さんもびっくりしていましたね。その後すぐに飛んできたので、名義変更のために言われたとおりの書類をはいはいって出しました。

取引先には、一体なんて挨拶をすれば良いのでしょう。 挨拶状だけで良いですか?

「大丈夫ですから。心配しないでください。」 言葉はシンプルですが、直接会いに行きました。

先代は1月3日に亡くなりました。容態急変による死亡だったので、私にとっても取引先にとっても寝耳に水でした。 まだ正月休みではありましたが、取引先の自宅に行って「僕が引き継ぎますから。だから、大丈夫ですから。心配しないでください」と伝えました。 取引先には、きちんと早く意思表示をしないといけないと思っていましたね。

少し落ち着いたとき

会社はどうにか動き出してきたけれど、なんだかもやもやする。時間に余裕がでてくると今まで見えていなかった問題が迫ってくる。いつになったら不安は解消されるの?
承継が終わった後の様々な問題を、先輩経営者のみなさまはどのように考え、対処したのでしょうか?

少し落ち着いたときのイメージ

「保険金入った?」と聞かれすぎてナーバスになっています。

身内から「保険金が入るんでしょ?」「一体いくら出たの?」と言われて嫌な思いをしました。

主人が60代で亡くなったこともあって、特に身内から「保険金が入るんでしょ?」「一体いくら出たの?」と言われて嫌な思いをしました。だから、本当は主人が亡くなる前に予定していた車の買い替えや、たまたま壊れた社屋を修理したりしたかったのですが、なかなか動きにくかったことを思い出します。ただ、事務の女の子達からは「奥さんは頑張っているんだし、関係ないんだから、買っちゃえばいいじゃないですか!」と言ってもらえて気が楽になりましたね。

早く保険会社に連絡しないといけないとは思うのですが、なんだか不安です。

電話口で全然悪いイメージはありませんでしたよ。むしろ親切だなっていう印象があります。

電話口で全然悪いイメージはなかったです。お悔やみ申し上げますって言ってくれて。保険料が落ちるのを止めたいとか、手続きをしたいって言ったらすぐに書類を送ってくれて。証券番号は絶対に聞かれると思ったから、書類は手元に用意してから電話しましたね。死亡診断書も出さなきゃいけなかったけど、病院に行ったときに息子が取ってきてくれていたから、あえて取りに行かなきゃいけない書類はありませんでした。着金も早かった印象ですね。

受け取った保険金が、借入金額に足りませんでした。これからやっていけるでしょうか。

うちも保険金が借入金の全額には足りず、内入れだけしました。

うちも借入金額には足りず、内入れだけしました。主人が亡くなる半年前に保険を減額したんです。経費削減をしようと思うと保険料って目についちゃうのよね。削りたくなるの。税理士さんの指導だったけど、もちろん主人も私も承知した。ただ、もしそれを続けていたらもう少し助かったのかな。借り入れも返済して、それでも保険金が手元に残るくらいに入っていたらまた違ったのかもしれませんね。

会社のこれからを考えるとき

次に継いでいくことができるのが、会社の醍醐味。やっと承継が終わったけれど、その次は?「今のまま」が思ったよりも長くないということがわかったとき、考えるべきこととは?
会社を次世代につないでいくために、先輩経営者のみなさまはどのように行動しているのでしょうか?

会社のこれからを考えるときのイメージ

次は子どもに会社を承継しようと考えています。何から準備すれば良いでしょうか。

うちは銀行さんを回るときに息子を同席させています。

うちは銀行さんを回るときに息子を同席させています。決算書を出すときに、説明しないといけないじゃないですか。そこで私がどんな説明をするのかを、隣で聞かせているんです。この銀行では私がこういう対応をしているとか、この銀行はここを聞くのかとか。そういう対応って生で聞かないと分からないと思って。それに決算書を持って後継者候補と一緒に挨拶をするのって加点になると思っているんです。私なりの作戦ですね。

金融機関とのお付き合いのコツはありますか?

支店長さんだけでなく、担当さんとも仲良くすること。

担当さんと仲良くすること。私は支店長とだけ仲良くしていて、担当の方とはそんなに仲良くしていなかった時期がありました。そんなときに業績が悪化して、いざというときにうまく動けなかったんです。だから、たとえ担当者の方が子どもよりも若かったとしても「私のためにがんばってくれ!」という気持ちで接する。そうすれば、どうにかしてあげたいっていう思いのこもった稟議を書いてくれたりするんじゃないかなって思うんです。人間ですからね。

金融機関に信用してもらうにはどうしたら良いのでしょうか。

私はやれるかどうかわからないことも風呂敷を広げながら、ちょっと大きめに話しています。

私はやれるかどうかわからないことも風呂敷を広げながら、ちょっと大きめに話しています。年商をここまで持っていきたい、とか。とんでもないことをしようとしても、そうきたか!って思わせるのが理想ですね。本来の自分がどうであれ、相手からどう見えるかということを考えるようにしています。あと、良い情報をもらうためには、うちの情報も与えないといけないと思って、情報はなるべく多く伝えるようにしています。

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