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次世代の経営者に向けた「継ぐをつなぐ ~家業イノベーションラボ」

将来、経営を継ぐかもしれないと考えている高校生や大学生を中心とした若者を対象に、同じ境遇にある同世代の仲間や先輩経営者、地域等と「つなぐ」機会を創出し、家業を基盤に経営者としてイノベーションを起こす可能性を考えるヒント、アクションを起こす勇気を与え、未来の経営者育成を支援するプログラムです。当プログラムを通じて、中小企業や地域の活性化への一助となることを目指します。

プログラム詳細

「継ぐをつなぐ ~家業イノベーションラボ」とは、自分の人生を自ら切り拓き、ワクワクする未来を自分たちの手で実現しようとする「次世代経営者(家業後継者)予備軍」が、学びつながるコミュニティです。

主に、合宿型の「家業イノベーションキャンプ」を始め、家業を基盤とする経営イノベーション分科会、フォーラムなどを通じて、多様な業種・地域で実家が家業を営む次世代の経営者予備軍たちを集い、ポジティブ&クリエイティブに経営者としてのマインドやスキルを構築し、家業との向き合い方を考え、またネットワークを広げ、経営者としてのアクションを起こす勇気やヒントを与える機会を創出します。

詳細はこちら https://kagyoinnovationlabo.com/about/

開催レポート

カギは「先代へのリスペクト」!
2018/5/19  家業イノベーションCAFÉ! in 大阪!

福岡に続き、今回の「家業イノベーションCAFÉ」は大阪で開催しました。5人の家業イノベーターがそれぞれの家業への想いを語り、その後20名近い未来の家業イノベーター(参加者)と熱く意見を交わしました。

創業60周年、株式会社鈴木靴下の鈴木みどりさんは3代目跡取り娘。前職はCAだったこともあり、生活は激変。夢は“消臭ストッキング”の開発だとか。「世界の人を足元から幸せに」を理念に掲げ、家業にまい進中です。

写真)鈴木みどりさん

創業104年目、カタシモワインフード株式会社醸造部の高井麻記子さんはブドウ農家の5代目。なんと西日本に現存する最古のワイナリーなのです。もともとはエンジニアとして東京で活躍しており、家業に興味がなかったという高井さんだが、故郷の衰退を見過ごすわけにはいかず、結局実家にもどることを決意。「ブドウ産業とワイン作りを次の100年につなげる!」と話す高井さん。その熱い想いはぐいぐい人を惹きつけました。

中尾食品工業株式会社代表取締役中尾友彦さん。会社はもともとコメ農家で、1927年に中尾商店設立。取締役として家業についてから半年後、25歳で代表の座に就いた若きイノベーターです。今は主力商品で日本古来の伝統食品“こんにゃく”を外国人にも味わってもらいたいと夢を語りました。

写真)中尾友彦さん

明治34年創業。100年の歴史を誇る株式会社前田精密機械製作所の前田真さんは、前職は楽天。今は超小型歯車など、”精密小型部品製造”の家業をついだ。その製品は宇宙衛星や航空機などに使われているといい、「町工場をテクノロジーで革新する」のが、今年のテーマだそう。まさに”日本技術の粋は中小企業から”、を地で行きます。

そして最後は酒造業界の風雲児、平和酒造株式会社代表取締役専務の山本典正さんは4代目。急速に縮小する日本酒市場にあって、次々と新商品を開発、製造だけではなく人事でも新卒採用を初めて行うなど、経営を革新し続けています。純米大吟醸“紀土”は国外最大級の日本酒コンテストで2年連続リージョナルトロフィーを受賞しているばかりでなく、若手蔵元とのネットワーキングにも熱心に取り組む山本さん。趣味はマラソンです。

後半は恒例、参加者と家業イノベーターとの意見交換会。取り上げられたテーマは①「脱家業」 ②「家族とのコミュニケーション」 ③「これから継ぐ人」の3つ。なにせ“家業”ゆえ、「家族とのコミュニケーション」の議論は大盛り上がり。ワイン農家の高井さんは、「父親のプライドは守らなくてはだめ。リスペクトは必要です。」と議論の核心をズバリ。精密機械の前田さんも家業を継いでから、「親父はすごかったのだな。」と思えたのは良かったと振り返るなど、”先代の努力に敬意を払う”ことは最低限必要なようで、参加者も強くうなずいていました。

①の「脱家業」については、従業員に対して情報をオープンにして いくことが重要という意見が出ていました。社内で継いだ人間が進める改革・革新が”ネガティブにとらえられないようにする”配慮が求められるということなのでしょう。

③の「これから継ぐ人」のテーマに参加していたのは大学1年生の 宮田汐梨さん。実家はプロパンガスの販売です。高校生の時から家業を継ぎたいと思ってきた宮田さんは今回先輩らの話を聞き、「家業ってすごく責任が重いんだな、と思いました。」と正直な思いを口にしながらも、家業を継ぐまでにやるべきことのヒントをつかんだようでした。

写真)参加者の一人宮田汐梨さん

毎回、イノベーターと参加者の間で家業を巡り熱い議論が繰り広げられる「家業イノベーションCAFÉ」ですが、次回は6月30日に札幌で開催です!是非ご参加ください。

活動の最新情報は、こちらのサイトおよびエヌエヌ生命「未来の社長」Facebookよりご確認ください。

家業イノベーションCAFÉ!
「家業イノベーションラボ」の活動の一環として各地で開催するイベントです。

九州に家業イノベーター大集合!
2018/3/31 家業イノベーションCAFÉ! in 福岡

2017年末に東京で開催したイベントに続き、若手家業イノベーターと次の家業を担う若者たちが集う「家業イノベーションCAFÉ!」※を2018年3月に福岡で行いました。九州で注目を集めている5名の家業イノベーターを講師にお招きし、自分らしく家業への関わり方について議論を深めました。その時の様子をお伝えします。

林業を営む父の後を継ぐ。そう心に決めたあの日から約10年・・・故郷・宮崎を離れ、博多で働いていても、自分の家の山のことを忘れたことは片時もない、といいます。そんな三浦成子さんは三姉妹の末娘。イベント終了後、話を聞きました。

写真)参加者の一人三浦成子さん

「狭い視野になっていたのかな・・・。土地を守らなきゃ、という気持ちが強くて。でも今日の話を聞いて事業としてやりたいようにやってもいいんだ、と思えるようになりました。」

3月の末、福岡市で行われた「家業イノベーションCAFÉ!」に三浦さん含め、家業を将来継ぐであろう若者たち20数名が集まりました。ゲストとして登壇した5人の家業イノベーターが事業を継いだ際の実体験を次々と紹介しました。

イノベーターの一人、医療法人八女発心会姫野病院の姫野亜紀裕院長は、自ら「家業」への制約を設けず、自由な発想で経営に取り組む大切さを語りました。姫野氏が目指しているのは、ずばり「多角化」。全体の売上の医療事業の比率を3割程度にしたい、といいます。将来的には農業にも進出したいという姫野氏。その理由を問われると「医療崩壊した時、病院の職員が食べ物に困らない様にするため」との説明でしたが、その根底にはしっかり計算された事業展開のスキームを見据えている様子が伺えました。

株式会社ルナレインボー代表取締役の赤瀬弘憲氏も、父のおはぎ屋さんという家業にこだわらず、牡蠣で作った出汁(だし)「福のだし」、幻の米「伊佐米」やその伊佐米から作った「あまざけ」など、新商品を次々と開発・販売して成功を収めています。姫野氏と共通しているのは先代からの「家業」を尊重しながらも、「起業家」として新しい考えのもと、チャレンジに挑んでいることです。

三田村道洋氏が代表取締役を務める株式会社グローバルシーフーズは、インドネシアから中国、韓国などにも魚を輸出しています。同社の理念は「日本の食文化を世界に広める!」ですが、もはや日本からの輸出というより、アジア全体を大きな市場としてとらえています。三田村氏もまた、家業の枠に止まらない経営を志向しているそうです。

参加者の一人の実家が養鶏業の三宅真理子さんは、この春新大学3年生です。
「赤瀬さんは取引先からラー油が欲しい、と言われた時、『自分おはぎ屋ですから』と断らずに、『よし、やってみるか!』と考えて実際作ってしまった。それは凄いですね」とその行動力や発想力にいたく感嘆した様子。卒業したら「まずは飲食業に行って色んなノウハウを学び、自分流に家業に活かしたいです」と熱く語りました。

写真)参加者の一人三宅真理子さん

そのほかの参加者からも「家業イノベーション」とは、家を継ぐ者がネットワークを存分に利用して新たな経済圏を創ることであり、また既成概念にとらわれない実行力が求められることなのかもしれない」といった感想も聞くことができました。

「家業イノベーションCAFÉ!」は引き続き、その他の地域で行っていきます。活動の最新情報は、こちらのサイトおよびエヌエヌ生命「未来の社長」Facebookよりご確認ください。

家業イノベーションCAFÉ!
「家業イノベーションラボ」の活動の一環として各地で開催するイベントです。

2017/12/17 「継ぐをつなぐ ~家業イノベーションLIVE!」を開催!
学生も若手家業イノベーターも白熱するイベントになりました!

「未来の社長」の新しい取り組みとして、2017年11月に「継ぐをつなぐ ~家業イノベージョンラボ」を発足しました。そのキックオフイベントとして2017年12月に「家業イノベーションLIVE!」を開催しました。

当日は、実家が家業を営み、事業承継に関心を寄せる高校生や大学生を中心に約40名が参加。従来の「家業」を継承するスタイルから、事業モデルを継承しつつも次なる時代に向けて、型破りで革新性ある「家業のカタチ」でビジネスを成長させている8名の若手家業イノベーターを講師に招き、参加者と事業を継承することの意義や、チャレンジをすることの大切さ、経営者になることへの覚悟の持ち方などについて、議論を深めました。

特に学生にとって、様々な経験を重ねてそれぞれの経営スタイルを構築した若手経営者から聞く実体験は、大変ヒントになったようで、「家業を継ぐことへの具体的な未来像を描けるようになった」「経営者になる覚悟をするためにも、どんな学業を深めるべきかが明確になった」「同じ境遇にある仲間たちと、普段では中々打ち明けることの出来ない本音を分かち合えて、自信がついた」といった感想を寄せられました。

イベント動画はこちら  https://youtu.be/pj5DtZXHPL4

写真:プログラム第一部で行った家業イノベーターによるリレートーク。家業を継いだときの経験や承継ポイントなどが紹介されました。

写真:第2部で行ったワークショップの様子。「流通革命」「街の活性化」「デザイン」「あえて起業する」「地域に貢献しつつ縛られない」「2足のわらじを履く」といったテーマで講師も学生も議論を深めました。

イベントの詳細をはじめ、家業イノベーターおよび学生のコメントはこちらからご覧いただけます。

「継ぐをつなく~家業イノベーションラボ」では同様のイベントを様々な地域で開催してまいります。スケジュール等が決定次第、こちらのサイトを通じてご案内します。ご関心ある方は是非ご参加ください。

 「エヌエヌ生命 未来の社長」のFacebookも、ぜひご覧ください。